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Author:merienda
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「私は驢馬に乗って下着を売りにゆきたい」
その文章のうまさにびっくり。
私はこの人ほど、硬質の論理と瑞々しい感性がマッチした文章を書く人を知らない。元新聞記者というのも、うなずける。
アマゾンのレビューより
彼女のヌーボーとした表情と魅力的だけど引き締まったとは思えなかったその体型。
文章は外観とは関係ないにしても
なんとなく想像していた文章と全然違ってその旨さに驚きつつぐいぐい読み進んでしまう。
とはいっても2週間では読み切れず貸出を延長したので15日くらいかかった。
毎日読んだわけではないけれど
今どきの活字の大きい空間の多い本を読みなれていると
どしっとした重さが本にも中身にも。

解説で
江國香織さんが
『下着デザイナーや画家としてのアーティスティックな気質のうしろろに
「商売」への意志と自意識があったことも知った。
硬派な自意識と柔らかな気質、堂々となされる計算と、それを粉砕してしまうほどのおおらかさ、
感情の起伏。
時に辛辣に、時にユーモラスに語られる半生は力強くみずみずしい。
女っぽいひとだなあ、と思う。
女そのものだなあと思う。
まじめなひとだなあとも思うし、温かいひとだなあ、とも思う。
無茶で熱心で奔放で自由で、愉快で孤独で、上品なひとだなあ。』
とまあまた、名文で語られているので私ごときが何をかいわんや。

私は20代前半大阪の心斎橋で大山昭子さんに木彫を習っていた。
その教室には当時の大阪のアーティスティックな方々が
時折お顔を見せてくださって
鴨居さんも1、2度お見えになって私にはその時の印象しかないのだけれど。
個性的だった昭子先生と鴨居さんの二人の取り合わせはとても大阪っぽくて
とりわけ「羊子さんのご自宅の居間にはトイレがあるねん」という話を
忘れられなかった私。
この本の写真で「へ~こうなってたんだ」と半世紀ぶりで謎が解けた。

そして昭子先生と羊子さんの熱い友情もこの本でしっかり語られていてなつかしかった。

大阪の芸術家は皆さん仲良くて藤本義一さん、司馬遼太郎さん、田辺聖子さん、小野十三郎さん、
足立巻一さんなどに教室や先生の個展などでお目にかかった。
昭子先生は宮城まり子さんともすごく仲が良かった。
東京の競争意識や媚が前面に出る関係とは違ってみんなそれぞれが先進的で温かかった。

その頃のことがいきいきと思い出されて、
今この時にこの本を開くことになった不思議と偶然。
お会いした当時に鴨居さんのことをもっと知っていればよかったと思うけど後の祭り。

いまだにブラジャーもコルセットもつけない方が好き。
化繊より木綿派。
あせもやアレルギーのたびに皮膚科に通って
皮膚科の先生に今どきは化繊のほうがずっと皮膚にいいと言われて
ようやく今やユニクロ下着が大勢だけど
おしゃれには程遠い。

この感性の鈍さがチャンスを遠ざけたんだよね。
でも心意気は今からでも学ばねば。

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