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在宅ひとり死のススメ



夫が図書館で借りたもので
私にも読め(^^♪

一人になんてなれないんですけどと思いながら、、、。
上野さんより2つ年上でも
3人の高齢者を支える人生なんですけどと思いながら、、、。

ずっと自分の家がいちばんと頑張り続けた母は数か月の同居の後
一番早く入居が許可された個室の軽費老人ホームに95歳の誕生日を迎えた1週間後に入居しました。

でも最近よくしてもらえてるとお風呂と食事つきの生活に感謝して
あのまま一人暮らしを続けていたらどうなっていたかしらとよく話します。

まだ要支援2なのでヘルパーさんは週一回1時間しか来てもらえず
買い物の風呂も掃除もすべて自分でこなしていました。

日々老化は進行するので
目に見えて歩行能力が弱っていると感じます。
今介助車を押しながら歩きますがそれでも不安定で
見ていると後ろから支えたい危なっかしさです。

東京と大阪の長距離介護は新型コロナの感染拡大でさらに困難になっています。

母がいちばん居心地のよかった大阪の住み慣れた家を離れて暮らしてもらうことには
私自身今も胸に痛みを感じずにはいられません。

でもやはり行き届いたシステムが出来つつあるといっても
そうたやすく高齢者の在宅がかなうほど整っているとは思えません。
しかも95歳の高齢者の安心と安全を保障できるでしょうか?
母の一人暮らしをやさしく支えてくださったご近所さんが
不安を感じておられなかったとも思えません。

姑は特養で99歳。

二人とも施設で家族に近いところにいます。
ひとり死は無理だと思いますが
家族のエゴだとしてもわたしはよかったと心から思います。

75歳の夫は脊柱管狭窄症。

私自身は在宅おひとり死などと自分の死に向き合っている暇は今のところ全然ありません。
千鶴子さんより年上の明日で75歳になる私がです。

アマゾンのレビューも手放しの共感は少ないみたいです。
でもできるだけ在宅で暮らす強い意志だけは持ちたいと思いました。

ちなみに夫は一人死ではなく私に見守られて逝く在宅二人死が希望です。

そして本とともに話題になった
上野千鶴子さんのが東大入学式の祝辞。
文章もお考えもやはり素晴らしい方だと思います。

平成31年度東京大学学部入学式 祝辞




ありがとう



久しぶりに読み返しました。
地球村の活動はどうなっているのかしらと
ネットで先生の現況を訪ねました。
もうご自分をじいじと名乗っておられました。
そうだよね。私の歳を考えれば
先生だってじいじだ(^^♪

先生の講演を追っかけるように聞いていた時期があった。
本もたくさん読んだ。

先生があんなに警告しておられた原発の危険性は
東日本大震災で現実のものになった。

気候変動もまさに世界中で現実のものに。

でも危険の警告に耳を貸す人は少ない。
誠実や善意や正義がなにかしら受け入れがたいものになって
遠ざけられる。

受け入れがたいことが現実になっても
それが自らが招いた当然の帰結とは考えない。

責任はサッカーやラグビーのボールのように
パスされて転がってゆく。

ありがとうと素直に言い合える人間関係さえあれば、、、。

いろはのい


放蕩、江戸遊学の末に、卓越した時代感覚で現在の桑名市相川町に「牛ナベ」店を開業した初代・安次郎。牛追い生活から「松阪」の肉牛生産に力を入れた二代目・金太郎。いまの柿安の味のベースを生み出した三代目・二三雄とそれを支えた妻・ひで。それらを礎に起業家として歩み出した四代目・四兄弟による料亭「柿安」の人情物語。

実家にあった本。
「柿安」ってわたしは
進物のしぐれ煮くらいしか知らなくて
本になるほどの内容かしらと思いつつ
読まずに捨てるはできなくて、、、"(-""-)"

読んでみると意外な面白さ。
関西人は牛肉好きだし、
ヘッドを溶かした油でお砂糖でまぶして醤油で焼くすき焼き好き。

東京の割下にいまだになじまない私には共感至極。
牛肉のために選ぶ牛
丹波での子牛
和歌山紀の川当たりでの育成
菰野での仕上げ
土地勘がある舞台も面白かった。

知らなくても機嫌よく食べていたけど
知ってまたちょっと思いが違ってくるかも。
まあ磨き抜かれた国産牛を食べる機会は
減ってしまったし
以前ほど食べたいとも思わなくなっているけれど
一度柿安で食べてみようと思う。




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