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仲代達矢が語る日本映画黄金時代

先日講演会でお目にかかり、お話を聞き読んでみた本。
なんと日本映画の黄金期の真っただ中を生きた方だった。

日本映画の一番良かった時代の
最高の俳優と監督とスタッフとの交流が
うそみたいに羅列。

映画界に二人としていない人材。
専属が持てはやされた時代に
フリーランスで監督から指名された実力をもって
映画界で生き演劇界で生き。

まばゆいほどのキャリア。
ほぼ同じ時代なのにほとんどその出演作品を見てないことに驚き。
その一つ一つを見ていかないと
日本映画を語ることなどできない。

もちろん見たからって語れるわけでもないけれど、、、。
日本映画の再生のカギがあるかもしれない。
まずは昨今の映画人に見てもらいたい。
私たち観客でもなるほどと思うことばかり。
衰退の理由もわかろうってもの。
まあ再生の使命感に燃える映画人がいての話だけど・・・。



ひかりごけ


不思議なめぐりあわせの1冊。
最近泰淳の奥さんである武田百合子さんの
「犬が星見た ロシア旅行 」を読んだので
続いて彼女の本を読みたいなと思ったが
まず先に泰淳の本も読まなくてはと
大阪に帰ったとき全集引き抜いてきた。
何から読むかと思ったが
最近ヒカリゴケを平が岳登山で見たばかりなので
その題名に惹かれ、まず最初に。

羅臼の自然描写が素晴らしくて
来年登るつもりの羅臼岳に思いをはせながら
気持ちよく読んでいたら思い掛けない内容ではあった。

自分の無知さ加減も恥ずかしいが
こういうテーマと取り組んだ泰淳がすごい。
名前しか知らなかった泰淳が戦後台頭の作家として
一挙に輪郭を持ってきた。

戯曲に仕立てたその表現方法も秀逸。
生々しい表現がなくても臨場感は充分。
「我慢する」という一言に込める船長の思いが多様に迫る。
そしてヒカリゴケの自ら発するのではなく
受けた光で発光するかに見える妖しい光りよう。
彼を取り巻く人間模様を映し出す。

久しぶりに力のある作家の文学作品に触れた感動。
捨てないでよかった本だけど
やっぱり活字が小さくてかたくて読みにくかった。
ちなみに平が岳で見たヒカリゴケ
ヒカリゴケ10.1


   

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