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merienda

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海賊と呼ばれた男

海賊とよばれた男 上海賊とよばれた男 上
(2012/07/12)
百田 尚樹

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大阪行きの荷物に入れて。
大阪~沖縄~を経て帰りの新幹線で読み終わった。
楽しく読めるところとつまらないところと交互。
でも出光の創始者伝として実録なのだから
小説のように面白いというわけにはいかないのもあたりまえだよね。
変化の多い、価値観の錯綜する時代の中で
信念を貫いて生きたその生きざまは
リーダーとして備えてほしい資質を存分に発揮していて見事。
一人の人間がこんなに八面六臂・何人分かと思われる人生。
昨今のリーダーに見られないのが残念至極。


ブラック・ジャックは遠かった 阪大医学生ふらふら青春記ブラック・ジャックは遠かった 阪大医学生ふらふら青春記
(2013/02/20)
久坂部 羊

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久坂部さんの小説を読んでいて気になるひととなり。
結構面白い人なんだと安心。
確かに優秀だけれど
図抜けて天才というのでもなく
普通に学生だったんだ。
最近では笑っておられる写真も出回ってきた。
それにしてもギアチェンジが多くて多彩な人生。
それらがすべて小説に生きているのがすごい。
でも本格的な医療小説あぎゃっパリいちばん読みたいし面白い。

日本人の死に時

日本人の死に時―そんなに長生きしたいですか (幻冬舎新書)日本人の死に時―そんなに長生きしたいですか (幻冬舎新書)
(2007/01)
久坂部 羊

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確かに死に時は先延ばしにすればいいってものじゃない。
実際は姑の病院に入院している方々の半数は
これ以上良くはならない状況で
終末を看取ってもらうための場所になっている。
1日中ベッドにいて自分で食べられもせず、トイレもいけず
すべて看護師のお世話になりながら
眠るか天井を見つめて24時間が過ぎる。
これでいいのかなって思う。
幸運にも姑は退院できたけれど、、、。

だけど高度医療を受けながら、副作用やガン末期の
もっとすざまじい痛みや苦痛にさいなまれながら
いつ果てるともしれない終末の時間を病院のベッドで過ごす人も。

いざ家族が、そしてさらに自分がその時と思うと
だれもなんいもいえなくなりったり、たとえ1日でも長く生きてと言ってみたり。
だからこの本を書くのは勇気がいると思う。
久坂部さんは勇気のある作家だと思う。
誰も言いたくない言わなくちゃいけないことを
声高じゃないけれどはっきりとおっしゃるので。

廃用身なんてこんな考え方もありなのかと衝撃を受けた。
でもそこまで向き合っているからこそ。

死を拒否することで生まれる苦しみは
病院に行くからだなんてなかなか言えない。
死を受け入れるなら病院を拒否すること。
医師である著者の提言。
医療は健康寿命は延ばさない。
健康な人は病院には行かないから。
なるほど。
濃厚医療による不自然な死を避けられる。
高度医療の挙句の苦しい最期、
過激な介護、
膨大な医療費、、、。
みんなが長生きでなく天寿を全うする。
健康寿命の後にくる自然な死を受け入れること。
死に時を自分で設定して
その時までいかに生きるかを考えておくこと。
といっても私などもう何時だって死に時。
今日は死ぬのにもってこいの日だって思いながら死にたいもの。










大学病院のウラは墓場―医学部が患者を殺す (幻冬舎新書)大学病院のウラは墓場―医学部が患者を殺す (幻冬舎新書)
(2006/11)
久坂部 羊

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医学小説の作家が著者が初めて小説う以外の作品に取り組んだもの。
それにしても題名だけはいつもながらセンセーショナルなもの。
でも内容は真摯な医療についての考察。
生と死を巡る現場に
いろいろな立場でかかわるその状況を
冷静にときに冷徹に見える鋭い客観的な眼を注ぎながら
一方で医者として、患者としての立場にも考慮して
世間(マスコミ)、執政者も絡めて
今ある医療の状況の実体をあぶり出している。
ただひたすら自分の命だけはやすらけく長らえたい
素朴だけれど傲慢な願望は
大学病院というかつての医療の殿堂で
いちばん守られるはずと考えるのは幻想に過ぎないことを
あらゆる角度から知らしめる。
つくづく命は自分で守るもの。
病気になった時
それが治る病気は治るし、治らない病気の時は治らないものと
受け止めるしかない。
その覚悟を迫っているのでしょうね。
だって近い将来手術してくれる外科医さえ足りなくなってしまう。
神の手なぞ望むべくもないことに。
そうこの方の次なる作品は
「日本人の死に時
そんない長生きしたいですか」なんですから、、、。


芥川症

芥川症芥川症
(2014/06/20)
久坂部 羊

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そう、わかるわかる。
私も芥川って学生時代からパクリが多いんじゃないと思っていた。
純粋な創作と古今の作品に想を得た作品とは
ちがうんじゃないかと。
芥川は嫌いとはとても言えない作家だけれど
そこのところは気になっていた。

だからこの作品集は題名からして興味津々。
各編がまた、想をえた作品に想を得て
題名までブラックにパクっている。

久坂部さんてこういう人だったんだって笑える。
そして作品も相変わらずグロテスクすぎるものも多いけれど
「クモの意図」など
下手な落語よりだんぜん面白かった。
あんまり落語が好きでもないし落語で笑うわけではないけれど、、、。
テンポもほんと落語みたい。

「或利口の一生」はさらに彼の人生と作品を知るカギになる。






平凡

平凡平凡
(2014/05/30)
角田 光代

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確かに「もし」って考える。
もしあの人と結婚できていたら、、、?
恋愛経験が少ないのでそんなに簡単に忘れたことはないけれど
(夫にはずっと秘密を持ち続けてきた、、、?)
でも現実味もなくて、、。
充分平凡でありきたりに人生を歩んできた。
後悔するほどの分岐点もなくて
リアルなもう一人の自分なんて道づれにいなかった。

角田さんの短編は私には物足りない。
図書館では予約者多数の待ちの多い人気本だけど。
その才知で書き流しているような、、、。
もっと命を削るように取り組んだずっしり重い長編が読みたいな。
(他人だから言える)
売れっ子ともなればそんな時間ありませんよということなのかな。

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