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merienda

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嗤う名医

嗤う名医嗤う名医
(2014/02/26)
久坂部 羊

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「廃用身」の衝撃的なデビュー作品から「破裂」・「無痛」の3作以後
遠ざかっていたが
久しぶりに手に取った。
以外にも短編集。
最初の「寝たきりの殺意」が単純に面白くて
作風が変わったのかと思ったけれど
それ以外は内容的には以前の
医師の内面や医学界の中にいてしか書けないようなことばかり。
名医ってつくづく大変だと思う。
姑の入院で病院に通う機会が増えてまさに実感。
それにしても相変わらずエロかったりグロテスクな描写に迫力。

空中庭園

空中庭園: 1空中庭園: 1
(2012/09/20)
角田 光代

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あまりこの方の小説を読みすぎて
飽きてきたのかな。
新鮮味が感じられなくて
でもサクサク読めるのでつい。
大阪と和歌山にゆくので「森に眠る魚」と2冊用意したが
帰るまでに読み終わってしまった。
いつ、どこで読んでもストーリーをさほど気にせず読める?

登場人物がそれぞれの章を持つ手法で
同じことにかかわりながら
それぞれの視点で語られる。
それで家族として濃密にかかわり合っていると感じながらも
実際のところてんでバラバラに勝手に考え、感じ、生きているものらしい。
平気で浮気を繰り返す夫。
殺したいほど母親を憎む妻。
家庭教師として浮気相手の男の息子に近づく女。
思春期の長男と長女。
嘘のない家庭を築くために嘘で塗り固めたり、
本音や本当のところを言えなかったり。
でもそれもこれも家族でしょうって、、。
意外だったのは娘に嫌われている母親がまともだったこと。

それにしてもホテル野猿はわりと近いところにあるので
妙な親近感。
あんなところでこのドラマが始まったんだ。
角田さんて面白い。




森に眠る魚

森に眠る魚森に眠る魚
(2008/12/10)
角田 光代

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相変わらず登場人物がそれぞれの独立した章を持つ。
それが意外と混乱する。
自分が経験しなかったママ友やお受験がテーマだからかな。
子供に夢を託して一喜一憂するにしても
人生すべてではないでしょうと思うけど。
わたしも子供3人をご近所の方々に育ててもらったというくらい
同じ年齢の子供を持つ方々と一緒に子育てをしたけれど
疑心暗鬼になるほど深刻な関係はなく今も大好きでいるご家族もいて
どろどろの記憶どころか今も楽しい記憶がよみがえる幸せ。
我々世代なら読むこともないかなと思ってしまった。

紙の月

紙の月紙の月
(2012/03/15)
角田 光代

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人気小説らしく図書館でかなりの順番待ち。
手にする前に宮沢りえが映画で主演し主演女優賞を獲得したことで
主人公のイメージに宮沢りえが絶えずダブってしまった。
角田さんの長編が読みたいと思ったけれど
これも一貫した小説ではなくて
関連性がある何人かの人物でストーリー全体を浮かび上がらせる手法。
買物症候群というか高価なものを片っ端から買いあさる快感は
女性なら誰しもが抱く願望。
もしそれができるなら私だってやってみたい。
だから誰だって梨花になる可能はゼロではない。
実際姑の介護と彼女の住居の整理に追われている現在
そんな買い物癖にうんざりさせられているわけで、、、。

買う快感を味わったらそれは理性ではなかなか始末が付けられはしないはず。
必要ではなくてもなにかしらの正当な理由ないしは弁解をすでに用意して
自分にその行為の許可を与え、
その場をやり過ごして買いに走っているわけだから。

それが一瞬のためらいさえなくし、ささやかな理由づけさえしなくなって
麻痺し、中毒化していくと
限界を超え、犯罪と化してもブレーキは効かない。
それは若い男に貢ぎ、認められたい当初の目的すらあいまいになっても
走り続けなくてはいけない、やめることができない恐ろしい。
ハツカネズミは回し車を入っている間にどんどんはいになるそうだけど
そんな感じ??

ところでタイトルの紙の月。
結構意味深いかもしれないけれど
単純に紙に描いた月あるいは紙で作った月。
どちらにしても幻想の月。
すべてが幻想だと気づくまでのお話ということかな。

いつも気になっているけれど
角田さんの月の表現に爪のような月ってよく出てくる。
そしてそのたび私は芥川龍之介の「杜子春」の月を思い出す。
角田さんもこの表現が気にいっているのかなあって。
「空には、もう細い月が、うらうらと靡なびいた霞の中に、まるで爪の痕あとかと思ふ程、かすかに白く浮んでゐるのです。」
小学校か中学の教科書に載っていた作品でしたが、
最初に素晴らしいと思ったその月の表現がずっと心に残っています。

月と雷

月と雷月と雷
(2012/07/09)
角田 光代

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何度も問われる普通って??
子供が中学生で反抗期真只中の頃、
彼らの常識が世間では非常識なんだよねと言ったことが、、。
彼らは大人や他の友人たちが受け入れられなくて
我々は彼らを認めがたくて、、、。
何通りもある生き方の中で
その中で起きることはその中では普通。
誰が普通の基準を決めるのかな。
大多数という数字かも。
でもいまとなってはみんな普通になって
何とかなってきたってことかしら。
でもそれぞれの普通を認めるのって
やっぱり難しい。
居心地いいと感じる住処はそれぞれとしても。
少なからず周りを巻きこんでしまい
全くの無縁でいられないから。





くまちゃん

くまちゃんくまちゃん
(2009/03)
角田 光代

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世の中の男女はこんなに恋して別れているのかな???
角田さんの本を読んでいると
その時の恋人といとも簡単に何人もの恋人が出てくるのに驚くけれど
たくさんの恋をしてたくさんの恋を終わらせるって
タフなことだと感心する。
この本でも振ったり降られたりした人の人間模様。
リレー小説なんてジャンルがあるかどうかわからないけれど
別れた後の次の恋はどうなったかっていう
視点は新しく面白いかも。
随分生きてきたけれど
恋愛の数を誇れはしないので
あまり感情移入や共感はないけれど
ふ~んそうなんだと気軽に読めた。

さがしもの

さがしもの (新潮文庫)さがしもの (新潮文庫)
(2008/10/28)
角田 光代

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軽く読めてしまう短編が9編。
出かけるときちょっとバッグに入れて
電車のなかで読むのにちょうどいい。
みんな本にまつわる話で
なるほどねって思う。
角田さんの筆致がうまいことには感心するけれど
私はじっくり読める小説のほうが好き。

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