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merienda

Author:merienda
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八日目の蝉


対岸の彼女に引き続き読んだ。
やはり大活字版で1日で一気に読めた。
この構成力はすごい。
センセーショナルな事件ではあるけれど
もっと母性や親子の情愛といった身近なテーマにぐっと引き寄せられているので
読みやすい。
それにしても角田さんが描く男に魅力的な男性は少ないな。
とりわけ二人の女性が取り合うほどとは思えない父親を
成長した主人公が同じような恋愛体験をしながら
嘘をつく弱い男でも愛せると肯定しているところが
あまり共感できてないんですけど、、、。


対岸の彼女

対岸の彼女 3巻

対岸の彼女 3巻
価格:1,944円(税込、送料別)


間違って借りてしまった大活字本だったけどそのまま読み通した。
ちょっと違和感があるけれどすらすらと早く読めた気がする。

女って幼い時からずっと友達遍歴を続けているのかも。
それは男友達や恋人や夫でも補えない場所を占めていて
ときにはそれらの存在を超えるのかも。
ときにそのために自分の意志と裏腹の相槌をうち、賛同し、同行する。
それって本当の友達って言えるという問いを押し殺して。
それでいて信頼も尊敬もない関係は疑心暗鬼にさいなまれ脆い。

私はどの位置にあるのかなと思うけれど
赤毛のアンのような腹心の友と呼べる人はいない。
大体同性の友達がいたって少ない。
それに近いあるいは私はそう思っていた友人はすでに亡くなった。
でもいるならいたほうがいいし
これからだって出会いたい。
小夜子と葵がそういう堅固な関係になることを肯定しているラストが明るい。
親近感を覚える等身大の女性たちが読みやすさを助長してくれる。






美雪晴れ



相変わらずの高田節。
その登場人物にもなれちゃって親しみが。
たまにはこうしてシリーズの新刊を追いかけて読むのも楽しい。
買うのは娘だけど(^_^;)
そして次には姑に。
次回でいよいよ完結するらしい。
いつも穏やかな展開だったけれど
気がかりは野江さんのこと。
最終巻を読まずにはいられない。


今日もごちそうさまでした今日もごちそうさまでした
(2011/08/25)
角田 光代

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おいしいものを食べながら、人は怒ることができないと聞いたことがある。おいしいもののことを考えながら、怒ることもまた、できないかもしれない。今まで食べたもの、作ったもの、御馳走になったもののあれこれを思い出しながらこの原稿を書いているとき、私はいつもほわわーんとしあわせだった。今まで食べたおいしいものを思い出しながら、ほわわーんと読んでいただけたら、とてもうれしい(本文より)。

この方の本を読むのはこれが初めて。
確かにおいしいものを食べていれば怒らないし
おいしい話を読んでいても共感して楽しい。
だけど美味しいものを食べているところを見せるテレビ番組は大嫌い。
結構腹立つんですけど、、、。

そして初めてこの方が売れっ子の女性作家だとも知った。
文学賞の受賞は数知れず、、、。
その中で聞いたことがあるのは
映画化された八月の蝉だけ。

これをご縁に読んで見るか
映画も見てみるか。
こんな普通においしいのまずいの
と言ってる方がそんな素晴らしい業績を残しておられるなんて
同じようにただ美味しいのまずいいのと言ってるだけの私には
超不思議
全く食読んでられなくて
キッチンに立って料理したり
食べたくなるので困っちゃう。

ところでいまさらに気が付いたのだけど
お酒がお好きで食事もきちんととっておられるということだけど
この本ではスイーツについては全然触れられていない。
そのへんのところはどうなんだろう?


塔 (河出文庫)塔 (河出文庫)
(1984/11)
福永 武彦

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「廃市」のついでにと思って読んでみた福永武彦の短編。
作品の趣が全然違ってはっきり言って私には理解ができていない。
ネットで見るとおおむね読者から好感をもたれ、高評価なのだけれど。
リズム感や暗い塔の中での落ちて行く鍵の響き渡る音など
表現は印象的だけれど作者の意図みたいなものがよくわからない。
読解力不足でつかみきれない物への歯がゆさが残ってしまった。
福永が一時ブームになった若いころならそんなこと気にせずに
そこがいいと読んだのかなあと思う。


廃市


廃市/飛ぶ男 (新潮文庫 草 115-3)廃市/飛ぶ男 (新潮文庫 草 115-3)
(1971/06)
福永 武彦

商品詳細を見る


柳川に旅行に行ったことを知った知人が
柳川と言えば「廃市」と教えてくれた。
私は柳川と言えば白秋と思い込んでいて
「廃市」は映画も小説も全くの無知。
彼女はえ大林信彦監督の映画のことだったようだったので
ビデオを探すとレンタルはすでにお蔵入りらしく、
購入するには中古で1万以上と高すぎて手が出ない。
それでとりあえず原作本を手に。
福永武彦集は確かにもっていたと思うけれど
読みそうもないとすでに断捨離したかもと
危惧していたら
先日帰った実家の書棚にあった。

なるほどあの掘割を船で行きながら
垣間見た家々の中に
こういう展開の一軒があったかもしれないと思わせた。
話は今の時代にさほどドロドロと因習に満ちた世界とも思えない。
むしろ人々の清潔さと純粋さが招いた不幸のような気がするけれど、、、。

大林監督の映画の世界でもう一度是非見たいと思う。

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