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珍妃の井戸

蒼穹の昴に続けて読むと、お手軽に読めて
謎解きもあって結構楽しい。
でも浅田氏ほどの珍妃への思い入れがない身にとっては
ちょっと内容が薄いかな。
蒼穹の昴の続編を期待すると肩透かし。
いかに珍妃が美しく、いかに光緒帝との愛が真実・一途なものであったとしても
恋愛小説でも、歴史小説でも、ミステリーでもなくて
なんだか中途半端。
特に最後にいたって珍妃殺しにかかわっていたのが
当の謎解きを進めていた3人らしいなんて
納得できない結末。

珍妃の井戸珍妃の井戸
(1997/12)
浅田 次郎

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蒼穹の昴〈上〉蒼穹の昴〈上〉
(1996/04)
浅田 次郎

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歴史の苦手な私が難解とも退屈とも思わずに読了できたことに先ず感動。
こんな壮大なスケールの歴史を2冊の本に纏め上げる著者の力量に驚愕。
栄華を誇った清王朝の終焉のときを察して自ら幕引きをになう西太后が人間味豊かに描かれていて主人公春児や梁文秀を超える思い入れを感じる。
さらに李鴻章や栄禄、楊喜禎など歴史を彩った人物像も個性豊かで魅力的。

椿山課長の七日間

椿山課長の七日間 (朝日文庫)椿山課長の七日間 (朝日文庫)
(2005/09/15)
浅田 次郎

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作者の講演を聴いた余韻のあるうちにと帰りに買って読み出した1冊。
小説の面白さにはまってしまう。浅田次郎の巧みさには舌を巻く。
単純に面白く、飽きさせない、そして泣いて笑ってじいーんとさせる。
鉄道員も死で分かたれた家族の絆がテーマだたっとおもうけれど
死者が往生仕切れずに思いの残る現世に舞い戻るというのは
さほど目新しくはない。
だけど生きていたとき全く無関係だった3人が
微妙に絡み合いながらの3日間。
しかも生きていたときと全く逆の人格という着想が愉快。
哀しみを逆手に取ってユーモアでえがいてゆくところがさすが。
生きていたとき気づかなかった自分の生き方を素直に反省したり
認めたり、許したりの椿山氏にはデブ・ハゲ・メガネの風体を忘れさせる
男のかっこよさ。
なんだか作者に似ているのは気のせいかしらね。
任侠道の真髄のような武田のかっこよさ。
無邪気を装いながら大人を気遣うクレバーな子どもたち。
そして死に際まで他人を思いやり、他人優先することに徹する父親。
この世のしがらみに流されて気づかない
男の優しさ強さにしみじみ。
その中で一人女の強さと優しさとかっこよさを見せる佐伯知子。
生きている間に気づかなきゃ。
生きている間にいわなきゃ。
生きている間にやっとかなきゃ。
人生は一度っきりだし、やり直しはきかないもの。
生きている日々を大切にしたくなる1冊。

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