メリエンダの読書ノート

何を読んだか題名さえ忘れてしまう今日この頃。 読んだ本の覚書&自分への読書のススメ。

71歳からの百名山


71にして百名山を目指す
私としては最高に気になるタイトルでした。
ただし山の情報も天気もルートもアクセスもすべて
自分で計画する私と違って
すべてガイド付きのツアー参加での登山。
確実で安全だけど
メンバーに気を使い、
時間の制約があり、
雨でも決行と
逆に厳しい制限も。
とにかくその分、ロスも少なくてどんどん数をこなせているのがうらやましい。
文章は平易でほとんど感想なので
山に対する参考にはならないけれど
とにかく完登されたということが私自身の励みに。

PageTop


ウズベキスタン日記



う~んずっと期待外れにうんざりしながら
それでも途中放棄できずに読んでしまった。
ウズベキスタンに行ったのはもう何年前だっけ。
その写真も整理せず記録も書かずに放置したままが
気になっていて
この本を読めば何か記憶がよみがえるかもと思ったけれど全然。
作者は武田百合子さんとその著作「犬が星見た」の大ファンで
その記述を体験するための旅行。
じゃあなんで空想料理の故郷へなんていうサブタイトルなんだろう。
文体や表現が百合子さんをまねているのも気になるところ。

私も「犬が星見た」で百合子さんの静清な感性と率直な性格と斬新で気取らない表現の魅力に
はまってしまったけれど
それをそのまま真似られてもね。
そして旅をなぞられてもね。
そして最後までわずかに残るウズベキスタンの記憶にひびいいてよみがえるものがなかったことにもがっかり。
それでも執念深く読んだ私はなんなんだ。
自分でさっさと自分の紀行文を書けよってことだよ。

PageTop


犬が星見た ロシア旅行 


読書ブログを見ていて読む気になった「ウズベキスタン日記」
でもその前に「犬が星見た」を読んだ方がと書かれていたので
そのまま素直に読むことに。
それがあまりに素敵な本との出会いになってうれしい。

武田泰淳の夫人である(初めて知った)百合子さんの
泰淳氏と友人の竹内好さんと3人のほぼ1か月に及ぶロシアと
デンマーク旅行の詳細な旅日記。

色川さんの解説にもあるように
「文は人なり」
伸びやかで、寛やかで、しかしまっすぐで、ヴァイタルで優しくて、美しくて、聡明で
それらがすべて合わさってあたたかくて深い品格を形成している」

どちらかといえばさほどドラマチックな展開ではない旅行だけれど
退屈せずに毎日のさほど変わり映えのしない食事のメニューを読んでいる。
すっかり百合子節に毒されて
ナホトカから大陸を横断して
コペンハーゲンまでお供してしまう。
名前は知っていても読むことのなかった泰淳の本を
実家から持ち帰った。
次に読んでみたいと思う。
百合子さんの作品も。
竹内さんにも日常的なイメージからあぷろーちでk

PageTop


シルバー民主主義



シルバー世代必読の書です。
有終の美を飾るため少しでも次世代の負担を減らす
生き方を勇気をもって選択したいです。
シルバー世代がすべて今の甘えの構造に安穏としているわけでなく、
裏付けのない補償に危機感いっぱいです。
漠然とした危機感の根拠が明らかになってすっきりしました。
毅然と甘えずに老後に立ち向かいたいです。

アマゾンのレビューからです。同感です!!

印象深かったのは以下のような点です
・団塊の世代は目先の利益ばかりを追うわけでない。日本の危機的な現状を隠さずきちんと説明することで、子・孫世代にとって良い施策を選択することはできるはず。
・人口減の環境下では安易な「東京一極集中の是正」は良い結果にならない。分散ではなく地方中核都市への集住化が必要。
・高齢者の所得・資産格差は若年より広い。そのため一律の世代間再配分よりも、世代内の再配分をするほうが良い。「高齢者が一律に貧しい」も「高齢者が一律に裕福」もいずれも誤った認識。
・非正規婚の制度は若年の少子化対策だけでなく単身高齢者同士の相互補助としてプラスに働く可能性がある。そのためには高齢者が意識を変えて変化を受け入れる必要がある
・今の日本は 社会保障を増額し 税負担は上げない という矛盾した国民の(高齢者の)ニーズで動いており、その結果次世代に負債を積み上げている
・本来国債は資本(ストック)として残る建設国債に限定されることが財政法で規定されているが、それを無視してフローである社会保障費に充てられてしまっている
・小泉政権はここにメスを入れていたが、第一次安倍政権からまた及び腰になってしまった
・保険(年金など)と 福祉(生活保護)の役割を明確に再構築する必要があり、過剰な保険はカットしその分福祉に回すべき
・そもそも年金は発足時は個人の当初積立方式であり、世代間の賦課方式ではなかった。政治的な理由(年金額への不満解消・高齢者の支持の獲得)でなし崩し的に変えられてしまったもの
・国の発表する統計や広報は 恣意的な操作が加えられており、危機を隠している
・所得税よりも社会保証目的消費税を導入したほうが同世代内での再配分になる
・国民健康保険も破綻しているので、自動車の自賠責のように民間化+強制加入としたほうが健全になる

一方で、大筋で高齢者の利他的な行動に期待する論調の本ですが、40代の私の持つイメージでは 高齢者の利己性への疑心を消すに十分な論はありませんでした。(衆愚性というか、全体幸福を強く意識しない方々の自己防衛レベルでの利己が結局は強く、多数決の今の民主主義・選挙制度のままではこの事象が解決しないのでは、という絶望感を抱いています)

PageTop


天皇陛下の私生活:1945年の昭和天皇


穏やかな天皇と皇后のお人柄のしのばれる戦時下の不自由な日々のお二人のお暮しだったけれど
どうもそれ以上に興味がわかなくて途中放棄。
参加できなかった講演会の講師の著作。
本も選択して読まないと時間は有限なんだからと
せかせる声がして。
と言って無駄のない時間を過ごしていないとは全然言えないけれど。


PageTop


最後の秘境 東京藝大:天才たちのカオスな日常


作者の2作
びっくりマーク
一番線に謎が到着します
はわざわざ読む甲斐もなかったと思われたけれど
初めてのノンフィクション
かつ
入試倍率は東大の3倍!
卒業後は行方不明多数!!
「芸術界の東大」の型破りな日常。

才能勝負の難関入試を突破した天才たちは、やはり只者ではなかった。
口笛で合格した世界チャンプがいると思えば、
ブラジャーを仮面に、ハートのニップレス姿で究極の美を追究する者あり。
お隣の上野動物園からペンギンを釣り上げたという伝説の猛者は実在するのか?
「芸術家の卵」たちの楽園に潜入、
全学科を完全踏破した前人未到の探訪記。

と何やら大仰なうたい文句も
なんだか許せる気に。
「最後の秘境」って芸大生のコピーなのかって思わせるほどうまいよねえ。
行っていけないことはない上野の森にありながら
踏み込んじゃいけない気がするバリアが。
だけど今年の秋は芸大祭に潜入したいって思わせる。
こんな秘境が天才方のために残されていたなんて日本もなかなか捨てがたい。
たった一人でもいいからとびぬけて世界で活躍してくれろことを祈る。
そして卑怯であり続けてくれと。

後期の講演会でじかにお話が聞けること楽しみにしています。

PageTop


びっくりマーク


何にびっくりするわけ?
確かになんじゃこれ?の世界。
若者にこんな殺戮場面ばかり繰り返していいのかな。
死を何とも思わないそれも他人の死に関して無頓着。
こんなことをテーマにしか
無感動の若者を読書に引き付けられないのかなあ?
老衰死の壁が間近に迫るばあさんは
そんな気掛かりばかりをしながら
読み終えた。
びっくり!

PageTop


光の山


内容紹介

震災後の苦難に満ちた日々の中で、七編の小説が生まれた……地震・津波の記憶が鮮烈に蘇る「蟋蟀(こおろぎ)」「小太郎の義憤」、原発事故後の放射能と除染を背景にした「アメンボ」「拝み虫」「東天紅」、厳粛さとユーモアが混在し、不思議な光に包まれる表題作「光の山」。福島在住の僧侶作家が、生と死の現実を凝視しながら、祈りと鎮魂の物語を描く。芸術選奨文部科学大臣賞受賞

芥川賞受賞作品よりこの作品に惹かれる。
東日本大震災の傷みがひしひしと伝わってくる作品群。
珠玉の作品とよく形容されるけれど
これらの作品群にこそ使ってほしいと思わせる。
被災地の中にいて日々暮らしていてこそのテーマ。
報道より真実に近い被災した人の思いに降れた気が。
それだけでなく作品としてもそれぞれ読みごたえがある。
コオロギ・カマキリ・アメンボ
被災地の昆虫たちも被災した土地で被災y差とともにその後を生きている。

PageTop


一番線に謎が到着します


どんどん読み進める気楽本ではあるけれど
私には筋が読めてしまい
ちょっと物足りなかった。
若い人に人気の作家というので
わかりやすく読みやすい。
表現もアニメチック。

PageTop


中陰の花


近いうちに講演でお話が聞けるので読んでみた。
すでに年齢的にはいつ死んでもおかしくないと思われるので
死後は気になるところ。
この本を読んでその問いが胸に落ちるかというと
そんなことはないけれど
なくなった人が成仏する情景として
穏やかに読めた。
芥川賞受賞作とは読むまで知らなかったけれど
一時の先鋭的な作品から
かなり対象が変わったんだと不思議な気がした。
他1篇
「朝顔の音」

PageTop